先日、中古でiPad mini4のWi-Fiモデルを購入しました。理由はドローンのモニターとして使用するためです。
しかしWi-FiモデルはGPSが搭載されておらず、地図アプリ等を使用するにはWi-Fiに接続する必要があります。
なのでWi-Fi環境のない屋外でドローンを飛ばすとなると、飛行は問題なくできますが地図の使用はできないんです。
そこで。
こんな疑問が生まれたので、さっそく試してきました!
- ドローン用モニターにWi-FiモデルのiPadを使用したい
- ネット環境がない状態でRTHは使えるか知りたい
- ネット環境ありなしでRTHの精度に違いがあるのか知りたい
目次
Wi-FiモデルのiPadでRTHはきちんと作動するのだろうか
購入したiPad mini4を持ってさっそく屋外で飛ばしてみました。ちなみに機種はDJIのMavic2Proです。
チェックしたいポイントは、
- 機体接続時にホームポイントはちゃんと更新されるか
- RTHは正常に作動するか
- スマホ(iPhone)をモニターにしたときと同じ位置に着陸するか
飛ばしてみた
機体、送信機、iPadを接続してしばらくすると、
「ホームポイントが更新されました」と聞こえてきました。
よってポイント1つ目”ホームポイントの更新はできるのか”はクリア!
そしていよいよRTHを試します。とりあえず離陸させ、高度20mくらいでバビューンと遠くにドローンを飛ばします。
あ、この時しっかり周囲に障害物がないか確認して、RTHの高度を30mに設定した上で飛ばしてますからね!
そしていよいよ。画面タップでRTHを起動します。
設定していた高度30mまで一旦上昇したあと、迷うことなくこちらへ戻ってきてホームポイントに着陸しました。
なので2つ目のポイント”RTHは正常に作動するか”もクリア!問題なく自動帰還してくれました!
そして3つ目のポイント。
”スマホ(iPhone)をモニターにしたときと同じ位置に着陸するか”、です。
Wi-Fi環境のあるなしでRTHの精度に差はあるのでしょうか。
はやる気持ちを抑えてモニターをiPadからiPhoneに交換し、先程と同じRTH設定にして、同じ場所から離陸させます。
常時ネットが繋がっていてGPSも搭載しているiPhoneと、ネット環境のないWi-FiモデルのiPad。果たして精度の誤差は生まれるのでしょうか。
いざ、勝負!
誤差はほんの2〜3cmくらいでしょうか。これはほぼ「誤差なし」と言ってもいいのでは?
ということで、疑惑の3つ全てオールクリア!
GPSを搭載していないWi-FiモデルのiPadでもRTHは正常に作動する、という結果になりました。
機体と送信機でやりとりしてるから大丈夫、って話
GPS未搭載、って言葉にビビってこんな検証をしましたが、要はiPadに地図を使う能力がないってだけのことで。
機体はしっかりGPSを受信しているし、送信機や操縦アプリと正常にやりとりを行えているからRTHは問題なく作動したってワケです。
ていうか。
……なぜRTHができないと疑ったのか。笑
もしどうしても地図を確認しながらの飛行がしたい場合はテザリングかポケットWi-Fiの使用が必要です。
それかセルラーモデルのモバイル端末買うか、スマホ使うか、ですね!
▼Wi-Fiモデルかセルラーモデルかでお悩みの方はこちらをどうぞ!
これを機に、タブレット端末に疑惑の目を向けるのはやめようと思います。笑
ではまた!