前作のMavic2シリーズから3年たち満を持して登場したDJI Mavic3。
3つのラインナップが用意されていて、どれを購入するかで金額はもちろん、機能性やその後の運用体制にも違いが生じます。
なので「どのラインナップを購入するか」で悩む方、多いと思います。
そこで、本記事ではMavic3の各ラインナップの特徴と選び方について解説していきます!
目次
Mavic3のラインナップは3つ!
これまでのここ数年のMavicシリーズは『通常購入』と『Fly more キット』の2パターンでの展開となっていました。
今回のMavic3は3パターンとなり、内容の違いもこれまでとは大きく異なっています。
DJI Mavic3(通常版)
こちらはスタンダードなラインナップです。
Mavic3本体とプロペラ、バッテリー1本、送信機、充電器、ケーブル類などが付属し、飛行における最低限の装備は揃っています。
バッテリー1本だけか……と思いますが、Mavic3のバッテリーは一新され、かつ本体の無駄な消費電力を抑えることで長時間飛行を実現させています。
飛行時間、なんと46分です!
なので、バッテリー1本でもそれなりのボリュームを撮影することが可能です!
値段はこちら。
Mavic3 ¥253,000
Mavic2シリーズより値は張りますが、性能や搭載されている機能を考えると納得のお値段だと思います!
DJI Mavic3 Fly More コンボ
Mavic3通常版+オプションがセットになっているのがFly More コンボです。
オプションはバッテリー×3、充電ハブ、NDフィルターセット、専用バッグ……などなど、盛りだくさんの内容となってます。
なによりNDフィルターが付属するのが素晴らしい!
Mavic2Proを購入後に別途NDフィルターを購入した身としては「ずるい!」と思ってしまいます。笑
NDフィルターは動画撮影に欠かせないアイテムなので、オプションでついてくるってのははかなりポイント高し!でっせ!
あとは専用のバックも斬新な作りで、ショルダーバッグとしてもリュックとしても使用可能です。面白いですね!
そんなFly More コンボの値段はこちら。
Mavic3 Fly More コンボ ¥341,000
通常版より10万近くアップしますが、バッテリーが1つ2万3千円くらいなのと、NDフィルターや充電ハブ、専用バッグも付属するのでお得かなと思います!
Mavic3 Cine Premium コンボ
今回のMavic3においてハイエンドモデルがこちら。
まず本体の仕様がぶっとんでます。
- 1TBの内臓SSD搭載
(通常盤/FlyMoreコンボの内臓ストレージは8GB) - Apple ProRes422HQコーデック対応
本体仕様だけでかなりハイエンドモデルなことがわかりますね!
普通の人はここまでいらん!笑
そしてMavic3 Cine、本体がプロ仕様な上でさらに付属のオプション品も豪華になってます。
- 送信機は新型スマート送信機「RC Pro」
- NDフィルター2セット(ND4/8/16/32、ND64/128/256/512)
- 10Gbps高速データ転送ケーブル(USB-C,USB-C)
スマート送信機付属のコンボがついに登場しました!これは熱い!
NDフィルターも2セットになり、動画撮影においてさらなる映像美の追求が可能。
大きなデータ容量を取り出すため、高速データ転送ケーブル(USB-C)も付属。
Mavic3 Cine Premium コンボは完全に「プロの映像制作に焦点をあてて作られた」といってもいいでしょう!
だからこそ、と言うべきか、金額がやべぇことになってます。
Mavic3 Cine Premium コンボ
¥583,000
ただし、そもそもMavic3のメインカメラはDJIの上位機種であるInspire2 X5sとほぼ同等の性能で、4K/120fpsでの撮影も可能。
さらにCineモデルはApple ProRes422HQで録画が可能で、その保存先として1TBの内臓SSDを搭載している。
……そう考えると「むしろ安いのか?」と思ったりします。
金銭感覚狂ってる?笑
Mavic3各ラインナップで気になる点
Mavic3の各ラインナップを解説してきましたが、私が気になっている点を2つご紹介します。
送信機の見分けがつかないぞ問題
通常版とFly More コンボに付属する送信機ですが、すでに発売されているAir2SやMINI2と同タイプの物になります。
見た目がほぼ同じなので、すでにAir2SやMINI2を持っている人は見分けがつかなくなりそうだな、と。
しっかりラベル貼るなり何なりして、どのドローンの送信機なのか区別できるようにする必要があるなと感じています。
飛行アプリがDJI Fly
通常版とFly More コンボはスマホやタブレット端末を送信機にセットし、飛行アプリ『DJI Fly』を起動して飛行させます。
私が使用してきたMavic2Proでは『DJI GO4』という飛行アプリを使用するので、今回のMaivc3も同じくDJI G04が良かったなぁ、と思っています。
フラッグシップモデルとも呼ばれるMavic3だからこそ他の機種とは一線を引いて欲しかったな……というのが正直なところです。
Mavic3各ラインナップの選び方
Mavic3の各ラインナップについて解説してきました。どれを購入したら良いか悩んじゃいますよね〜!
通常版かCineか
まず考えるべきなのは、通常版かCineなのか、です。
Cineはコンボの付属品がグレードアップしているだけでなく、本体そのものもワンランク上の機能を搭載しています。
なので付属品どうこうの選択ではなく、
「高画質・高品質な撮影をどこまで追求するか」
ここに焦点を合わせて考えたほうがいいかと思います。
通常版とはいっても、これまでのコンシューマ向けドローンと同じくくりとしては驚くほど進化しているし、圧倒的に高性能です。
Cineは映像クリエーターやプロダクションなど、映像制作のプロフェッショナルな現場でも通用するハイエンドモデルになります。
なので、ドローン初心者や映像制作に重きを置いていない人にとってCineはオーバースペックだと感じます。
Mavic3 Cineの購入がおすすめな人は、
- 本格的な映像制作の現場で使用したい
- Inspire2を使っていたが、同レベルで撮影可能な新機種が欲しい
- 新しいガジェットがとにかく大好き!
このような方は迷わずCineを選びましょう!
通常版かFly More コンボか
この2択は本体のスペックや送信機が同じため、オプションに焦点をあてて考えることをおすすめします!
Fly More コンボは通常版より約9万ほど値段が上がりますが、付属するオプション内容を加味するとかなりお得感があります。
たとえばバッテリーを別途購入するとなると、1つ2万3千円くらいするので×3で約7万円。
充電ハブは約1万です。
NDフィルター(ND4/16/32/64)は2万近くします。
この時点で通常版+オプションで購入するよりFly More コンボのほうが元取れてます!
さらに。付属する専用バッグ。
これを単体で購入すると3万ちょっとします。
と、こんな不満もFly More コンボを購入することでなくなります!笑
ただし。バッテリー性能がアップしたことで、Maivc3の最大飛行時間は46分と長くなりました。
それゆえ「バッテリー×3もいらないかも……」と思う人もいるかと思います。
自身の撮影ボリュームを加味した上でバッテリー1個の通常版なのか、3個のFly More コンボなのかを考えると決めやすいかと思います!
通常版の購入がおすすめな人は、
- 金額をおさえて購入したい人
- 趣味でMavic3を使っていきたい人
- オプション品の購入はおいおい考えたい人
Fly More コンボの購入がおすすめな人は、
- これまでMavic2シリーズやAirシリーズを使い込んできた人
- 業務においてMavic3を活用していく予定の人・団体
- 映像制作を本格的にはじめたい人
こんな感じでしょうか。
ここでそれぞれの価格をもう一度確認しましょう!
Mavic3 通常版 |
¥253,000 |
---|---|
Mavic3 Fly More コンボ |
¥341,000 |
Mavic3 Cine Premium コンボ |
¥583,000 |
通常版も25万と決して安くはないので、自分にあったラインナップはどれかじっくり考えて決めてみてくださいね!
ちなみに私は……
そうなんです。私は散々悩んで”購入を見送る”という決断をしました。
気になる方は上記リンク記事もぜひお読みくださいませ!
ではまた!