動画撮影

ドローン空撮の必需品!NDフィルターを使ってより良い映像を撮ろう!

こんにちは!sawa(@sawasan33333)です!

ドローン空撮ってめちゃくちゃ楽しくないですか?

今までにないアングルからの景色を撮影できるんだから、一度ハマったらなかなか抜け出せません。まるで蟻地獄。笑

しかし。晴天のもと撮影すると、「ん?」と思うことありませんか?

写真はやたら白飛びする。動画はなんだかチラチラして変。決して素晴らしい映像とはいえないような……。

それ、NDフィルターがあれば解決しますぞ!

NDフィルターとは

NDフィルターは簡単に言うと”サングラスのような役目を果たすもの”です。色味を変えることなく明るさを調整してくれます。

NDフィルターは特に動画撮影において必需品と言われています。晴天時の撮影なんかはほんっとうにNDフィルター必須です!

「え、せっかく晴れてるのにサングラスして暗く撮影するの?もったいなくない?」となりますねぇ。

これ、もったいないどころか、NDフィルター使わないといい映像とれないんですよ。

NDフィルターが必要なワケ

屋外での撮影時、特に晴れの日はドローンのカメラが「まぶしい!まぶしいってば!」と文句を言いながらたくさん”まばたき”をしてまぶしさを緩和させようとします。

……はい、ウソです。笑 ドローンのカメラはSiriやアレクサのようにしゃべりません。

ですが、カメラ内部ではこのようなことが実際に起こっているんです。

たくさんの光量がレンズをとおして入ってくると、カメラは光量をおさえるためにシャッタスピードをあげます。

たくさんまばたきをする=シャッタースピードがあがる

このシャッタースピード、動画撮影においてかなり重要ですぞ。

NDフィルターが必要なワケは、シャッタースピードを適切なはやさに設定するためと言っても過言ではないからです。

シャッタースピードが適切でないと、映像に不具合がでてしまいます。

動画がカクつく(シャッタースピードが早すぎる)

動画撮影時、カメラのシャッタースピードはfps(フレームレート)の等倍〜2倍にすると自然な動きで撮影できるとされています。

fps(フレームレート)=1秒間のフレーム数

30fpsで撮影する場合……シャッタースピードは1/30〜1/60

60fpsで撮影する場合……シャッタースピードは1/60〜1/120

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このシャッタースピードがやっかいなんです。なぜなら、カメラの設定をオートにしている場合、シャッタースピードはかなり早い設定になってしまうから。日中だと1/4000くらいはザラ。

あきらかにまばたきし過ぎですよね。この結果、動画はカクついてしまいます。

はやすぎるシャッタースピードで撮影すると動画はカクカクした不自然な映像となってしまうんです。これは、シャッタースピードがはやいとブレがなくなってしまうからです。

「手ぶれ補正なんて言葉もあるし、ブレはないほうがいいんじゃないの?」と思いますよね。

動画は写真を連続で表示したものになります。高速で写真が移り変わるとき、適度なブレがないと不自然に見えてしまうんです。

なので、シャッタースピードがはやくなるのはなんとしても避けたいんです!

白飛びしてしまう(露出オーバー)

じゃあマニュアル設定でシャッタースピードさげりゃあいいじゃん、となりますねぇ。

では、そのとおりシャッタースピードを1/4000から1/60にさげてみます。

すると。

映像のカクつきはなくなりますが、さっきよりまばたきの回数が減るっているので、その分多くの光が入ってきます。

結果、露出オーバーになってしまうんです。これが白飛びの原因です。

露出オーバー=レンズを通して入ってくる光の量が多すぎること

白飛びしているから光量を減らしたい、でもシャッタースピードを1/4000に戻すと動画がカクつくいてしまう……となりますねぇ。

本来、次に絞り(F値)の設定を行って光量を調整するのですが、ドローンでこの絞り(F値)の設定があるのは限られた機体のみ。現在大人気のMavicMiniには絞り(F値)の調節機能はありません。

残された道は。NDフィルターを使って光量をおさえる、となります!

〈絞り調整可能な機種〉
DJI:Phantomシリーズ / Mavic2シリーズ

〈絞り調整できない機種〉
DJI:MavicMini / MavicAir / spark

絞りすぎ(F値)(解像力の低下)

じゃあ絞り(F値)を調整できるドローンを使用している人はNDフィルターいらないのか?となりますねぇ。

違うんです。やっぱりNDフィルターはあったほうがいいんです!

理由は、絞り(F値)の特性にあります。絞りすぎると解像力が低下する”回折現象”という現象が発生するんです。

これはどのレンズにも起こりえる現象で、全体的にぼやん、とピントがあってないように見える現象です。

この回折現象を避けるためにはF値を絞りすぎないこと。でも絞らないと露出オーバーのまま。

残された道は……やはりNDフィルター!

そう。マニュアルでどう設定しても最終的には「NDフィルターあったほうがよくね?」という結論にいたるんです。笑

これは写真撮影でも同じで、露出オーバーや白飛びをさけるだけでなく、あえてシャッタースピードを遅くするスローシャッターでの撮影時などにNDフィルターは欠かせません。

NDフィルターの使い分け

NDフィルターはND4、ND8……と4の倍数が割り当てられています。

これは光量をどれくらい軽減できるか、を表していて、数字が大きいほどフィルター濃度が濃くなります。

これねぇ……。シャッタースピードとか絞り値の適切な設定を計算して導けるんですけど、数学苦手なわたしにゃちと辛い。

なので、私が調べたり実際に装着して飛ばしてみたりしてわかった使い分けをお教えします!(しっかり計算したい人はグーグル先生に聞いてください)

通常:ND8かND16

めっちゃ晴れてる日や明るい場所:ND16かND32

明け方や夕方:ND4かND8

だいたいこんな感じです。

気をつけているのは、「明るく撮るより暗く撮れです。

明るい映像はあとで色補正があまり効かないんですよね。白飛びは完全アウト。直せません。

少し暗く取っておいたほうが露出補正が効くので、いつも少し暗めに設定して撮影してます!

PLフィルター

NDフィルターのほかにも便利なフィルターがあります。PLフィルターです。

これは反射を除去して、色彩のコントラストを調整できるフィルターです。水面の撮影時はこれを使用します。

PLフィルターは角度に気をつけなければなりません。撮影する面に対して30〜40度の角度がもっとも効果があると言われています。

なので、空撮時にPLフィルターを使用する場合は低空飛行で撮影を行います。高角度からではPLフィルターの意味がなくなってしまいますぞ!

まとめ

NDフィルターは特に動画撮影において欠かせないアイテムです。

「映像がうまく撮れない……」

こんなときは、カメラに入ってくる光の量が適切でない場合がほとんどです。これはNDフィルターを使うことで解決します。

ちなみに、私はMavic2Proにこちらのフィルターを使用してます。

 

ドローンによって対応するNDフィルターはかわるので、自分の機体にあったNDフィルターを使ってくださいね!

NDフィルターを使用して光の量をおさえ、よりよい映像を撮影しましょう!

ではまた!

〈Mavic2Zoom用〉↓↓↓

 

〈MavicMini用〉↓↓↓