DJIは世界トップシェアを誇るドローンメーカーで、安全性・機能性に優れた機種を多く発売しています。
新モデルがどんどん登場する、今最も勢いのあるドローンメーカーです!
空撮に特化したコンシューマー向けドローンからプロ仕様・産業向けのドローンまで幅広く展開しています。
本記事ではDJIで人気のあるコンシューマー向けドローンをご紹介するとともに、それぞれの機種がどんな人におすすめなのか解説していきます。
目次
DJIで人気の空撮ドローン6選
2021年、DJIはコンシューマー向けドローンを立て続けにリリースしました。それら新モデルも含め6機種をご紹介します。
Mavic3
DJIドローンの人気シリーズであるMavicシリーズの中で最上位モデルに位置するのが2021年11月に発売されたMavic3です。
コンシューマー向けドローンではありますが、プロの映像制作現場でも通用する仕様で”新たなフラッグシップモデル”と言われています。
Mavic3のラインナップは3つあり、それぞれ価格と付属品が異なります。
ラインナップの中でMavic3Cineはかなりスペックの高いハイエンドモデルなので、ドローン初心者にはオーバースペックに感じます。
- 映像クリエーターなど映像制作のプロフェッショナル
- 本格的に空撮を始めたい人
- 新しいガジェットが好きでたまらない人
MavicAir2S
Mavicシリーズの中で”軽量でコンパクトながらも高画質な撮影が可能”なのがMavicAirシリーズです。
その中で一番新しいモデルがMavicAir2S。2021年春にリリースされ現在もなお人気を誇るドローンです。
特徴はなんといっても使い勝手の良さ。軽量&コンパクトなボディは持ち運びやすく、カメラスペックが高いため高画質な撮影も可能。
自動で様々な空撮カットが撮影できる機能も搭載しており、プロ並みの映像を手軽に撮影することができます。
しかし熱暴走を起こしやすいと言われていたり、飛行アプリDJI Flyの挙動が怪しかったり……と心配の声も多数あります。
また、撮影時の絞り値(f値)がf2.8で固定なので、本格的な空撮現場では物足りなさを感じる場合もありそうです。
飛行スピードも他のドローンより速いので、ドローンを始めたばかりの人は慎重な操縦を心がける必要があるとも感じます。
- 持ち運びやすさと高画質撮影を両立させたい人
- 手軽に本格的な空撮をしたい人
- Miniシリーズからステップアップしたい人
DJI Mini2
Maivcシリーズの中で最も軽量&コンパクトなのがDJI Mini2です。重さ199gという軽量さで人気に火がついたMavic Miniの後継モデルにあたります。
日本の航空法における”重量200g以上”という無人航空機の飛行ルールをギリギリかわしたドローンとして発売と同時に話題沸騰でした。
しかし、2022年より始まる”機体登録制度”に合わせ、航空法の規制対象となる無人航空機が100g以上に変わります。
つまり199gのMiniシリーズを使用している人は今後、航空法で定められた飛行ルールにのっとって許可・承認を得ないと飛行できなくなります。
飛行申請等の手間がいらない部分に魅力を感じていた方は、今後Miniシリーズを使っていくには少々厳しい状況になります。
機体のスペックや機能にクローズアップすると、Mini2はドローン初心者にも安心しておすすめできるドローンです。
- ドローン初心者
- コストをかけずに空撮を楽しみたい人
- 飛行申請などが苦じゃない人
DJI FPV
2021年、DJIから初めて登場したFPVドローンです。
FPVドローンと言えば部品の購入から組み立てまで自分で行い、無線免許を取得した上で開局手続きを行う必要がありました。
さらに国土交通省から目視外飛行の承認を得なくてはならず、ここまで準備してやっと飛行ができる状態になります。
しかしDJI FPVは完成した機体を購入し、無線免許も必要ない電波帯を使用するため誰でも気軽にFPVドローンを始めることができます。
しかし手軽にFPVドローンを始めれるメリットがある反面、気軽に飛ばせる場所がない、というデメリットも持ち合わせています。
また、ゴーグルを装着した目視外飛行でスムーズに飛行させながら空撮を行うのは高い操縦技術が必要になります。
プロの撮影クルーならまだしも、趣味で飛行させたい人にとっては機体操縦テクニックはもちろん、飛行場所の確保もハードルが高いように感じます。
- 映像クリエーターなど映像制作のプロフェッショナル
- 没入感のある空撮映像を撮影したい人
Phantom4Pro V2.0
ドローンを使った空撮を一気に世に広めたのがDJIのPhantomシリーズと言われています。
その中でPhantom4Proは新しいモデルで、今なお愛用者が多い定番ドローンです。
しかし、新しいとはいっても発売は2018年。一時は販売停止となっていた期間もあり、その生産性には不安があります。
最近はMavicシリーズが台頭していることから、販路は狭くなっている印象です。
しかしまだまだ現役で活躍できるスペックや機能を搭載しており、趣味・業務問わず幅広く支持されている機体です。
またPhantomシリーズはラインナップが多数存在します。
業務内容によってより専門性の高い機種を選択できるのも魅力の一つです。
- 本格的な空撮を行いたい人
- 測量などの業務でドローンを活用していきたい人
- 業務において自動飛行による撮影が必要な人
Inspire2
DJIではプロ向け空撮機としてカテゴリされているのがInspire2です。
発売は2016年とかなり前になりますが、プロ仕様の高スペックで主に業務において今なお活躍している機種でもあります。
特にプロの映像制作現場ではInspire2が重宝されており、2オペレーションが可能なので撮影時の安定感も支持されるポイントの一つです。
がしかし。とにかくデカくて重い。
移動だけでも一苦労で、飛行時の2オペも考えると複数人体制での運用が望ましい機種になります。
Mavic3がInspire2と同等のカメラスペックを搭載していることもあり、今後は「Inspire2じゃなきゃダメ!」という人にしか需要はないかと思います。
- 本格的な空撮を行いたい人
- 業務でドローンを活用していきたい人
- 業務で自動飛行を行いたい人
- 複数人体制でのドローン飛行が可能な人
まとめ
DJIを代表するドローンを簡単にではありますがご紹介しました。
ここ最近は短期間に次々と新モデルがリリースされているので、ドローンの進化はやはりものすごいスピードで進んでいるのだな、と感じています。
来年発表モデルのリーク情報もちらほら聞こえてきているので、新しい機種が発表されたらまた解説したいと思います。
今日はこのへんで。ではまた!