最近iPad mini4を中古で購入しました。理由はDJIのドローン”Mavic2Pro”のモニターとして使うため。
そこでとある問題にぶち当たり、購入する際にけっこう悩みました。
ドローンで使用する場合は果たしてどちらのモデルがいいのでしょうか。
同じように悩んでいる方がいたら参考になるかと思いますので、今回は『タブレット端末購入時に悩んじゃう問題』について解説していきますぞ!
- ドローンのモニターとしてタブレット端末を導入したい
- セルラーモデルとWi-Fiモデルの違いを知りたい
- タブレット端末をドローンモニターに使用する際の注意点を知りたい
目次
タブレット端末は大きくわけて2パターンある
タブレット端末は大きく分けてセルラーモデルとWi-Fiモデルの2モデルがあります。
それぞれを超簡単に説明すると、
- Cellularモデル=常時インターネットに接続しているモデル
- Wi-Fiモデル=インターネットに接続するためにはWi-Fiが必要なモデル
要は常にネットに繋がってるか否か、の違いです。
お財布事情もかなりかわってくるため、各モデルの違いをもう少し詳しくみていきましょう!
セルラーモデルとは
セルラーモデルはモバイル契約が必須になります。なので、スマホと同じく機器購入代金の他に毎月通信量等の支払いが生じます。
4G、5G等の電波を使用して常にインターネットが繋がっている状態なので、アップデートなどの情報をすぐに取得でき、その場で対応することができます。
またGPSが内蔵されており、いつどこでも地図の使用が可能です。
Wi-Fiモデルとは
一方Wi-Fiモデルは買い切りスタイルで、一括で購入すれば毎月の支払いはありません。
しかし。Wi-Fiがない場所ではインターネットが使用できず、アップデート等の情報をリアルタイムで得ることができません。
またGPSは内蔵されておらず、Wi-Fiに接続されていない場所では地図使用ができません。
Wi-Fiモデルを常にインターネット接続させるには、テザリングやポケットWi-Fiなどが必要になります。
これらを踏まえて、ドローンのモニターとして使う場合の違いを見ていきましょう!
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タブレット端末をドローンモニターとして使う場合
実際にドローン運用や飛行時にどんな違いがあるのか、セルラーモデルとWi-Fiモデルそれぞれ解説していきます!
セルラーモデルを選んだ場合
セルラーモデルは常にネットに接続されているので、飛行アプリやファームウェアアップデート等の情報をリアルタイムで得ることができます。
もちろん、そのままアップデートを行うことも可能です。
またドローン飛行時に地図が表示されるので、位置情報を把握しやすくなります。
スマホと同じように毎月お金がかかり、その金額はモバイル契約したキャリアのプランによって異なります。
Wi-Fiモデルを選んだ場合
対してWi-Fiモデルは飛行時に地図の表示がされず、位置情報をリアルタイムで確認することができません。
アプリやファームウェアのアップデートもできません。
しかし、Wi-Fiに接続することでどちらも可能になります。
なので運用の例としては、
- テザリングやポケットWi-Fiを使用して常にネットに接続させ、セルラーモデルと同じように運用する
- 自宅にWi-Fiがある場合は定期的にアップデート等の確認・実行をし、飛行時に地図は使わない
また、テザリングやポケットWi-Fiでネット接続しながらの飛行は端末により負荷がかかり、バッテリー消費が激しくなったり夏場は端末の熱暴走に注意が必要です。
ドローン飛行にタブレット端末を導入する際の注意点
ドローン飛行時のモニターをタブレット端末にする際、注意しなければならないポイントがいくつかあります。
自動飛行アプリを使うならセルラーモデル一択
DJI GS Pro、Litchなどの自動飛行アプリを使用する場合は正確な位置情報が必要となるため、常時ネットに接続されているセルラーモデル一択になります。
Wi-FiモデルでもテザリングやポケットWi-Fi等でネット接続が可能となりますが、電波干渉のリスクが高まります。
テザリングやポケットWi-Fiを使用することで、
- ipad ⇄ スマホ(テザリング)もしくはWi-Fiルーター間の通信
- 送信機 ⇄ 機体間の通信
これら2.4GHz帯の通信が近距離で行われるため、電波干渉のリスクが高まります
また、端末のバッテリー消費が激しくなったり、夏場は端末の熱暴走に注意が必要……とテザリング等のWi-Fi接続をしながらの飛行は大きな負荷がかかります。
以上のことから、より正確で安定した飛行を必要とする自動飛行では、セルラーモデルをおすすめします。
タブレット端末はipadがおすすめ!
世界トップシェアを誇るDJIのドローンを使用する場合、タブレット端末はApple製品のiPadがおすすめです。
DJIドローンの操縦アプリはApple製品との相性が良く、iPhone/iPadはほぼ全ての製品に対応しています。
対してAndroid製品は元々非対応の機種が多く、続々と対応可となってきてはいますがメーカー数やモデル数が多く、すべてに対応しきれていないのが現状。
さらに、先述した自動飛行アプリ『DJI GS Pro』はiPadのみの対応となっています。
DJI GS Proはスマート送信機も非対応です!
DJI GS Proによる自動飛行はiPadのみとなりますので要注意。
私がWi-Fiモデルを選んだ理由
私はMavic2Proでのモニター使用のためにiPad mini4を中古で購入しました。
一番の理由はなんといってもこれ。
空撮時のモニターとして使用できればいいので、別に毎月お金払って常にネット環境整える必要がないと判断しました。
また自宅にWi-Fiが通っているので、インターネット通信が必要なアプリやファームウェアのアップデートも問題ないかと。
ドローン飛行中に地図は見れなくなりますが、どうしても地図による情報が必要なときにはテザリング等でなんとかできるし……。
そんなこんなで、最低限使用できて状況に応じて対応できるWi-Fiモデルを選びました!
実際に購入してから気づいたこと
中古のiPad mini4を購入して実際に飛行してみました。
視認性の良さが操縦への集中を促してくれている気がしていて、買ってよかった!と思いました。
……が。
たかが中古、されど中古。中古品ならではのトラブルが発生しました。
それはiPadの挙動がおかしい、です。
バッテリーの減りが早いのはもちろん、いきなりシャットダウンして動かなくなることが多々あります。んでもって少し充電するといきなり復活します(バッテリー残量は100%)
これはほぼバッテリー交換で解決できると思いますが、それなりに金額がするので未だ交換できず……。
中古品を購入する場合は、このような中古ならではの出費も頭に入れておいたほうが良いかと思います。
結局、セルラーモデルとWi-Fiモデルどっちがいいの?
ドローンのモニターに使用する場合セルラーモデルとWi-Fiモデルどちらが適しているのでしょうか?
ただし飛行内容や操縦アプリによっては選択肢がなくなるので、自分の用途にあったモデルを選ぶのが正解、なのではないかと。
それぞれの特徴をしっかり把握した上で選びましょう!
ではまた!