「ドローンの資格持ってます!」
っていう人、たまに見かけますよね。
でもよく聞くと内容は人それぞれ。ドローンの資格ってなにがどうなってんの!?となりがちです。
そもそも、ドローンって免許あるの?と疑問に思う人もいるでしょう。
どんな資格があるのか、簡単にご紹介します!
目次
ドローンって免許制なの?資格って必要?
2020年3月現在、ドローンに免許制度はありません。なので、誰でも飛ばしてOK。
ですが、飛ばす機体によっては国家資格が必要なものがあります。
産業用ドローン ……『第三級陸上特殊無線技士』という無線の免許が必要
レース用FPV対応ドローン……『第四級アマチュア無線技士』という無線の免許が必要
主に空撮を行うのであれば、国家資格は必要ありませんね。
しかし、任意で民間資格を取得することはできます。民間団体によるドローンスクールや講習、検定などを受けることで資格をゲットできますぞ!
民間資格を取得することで技術と知識を証明でき、「ドローンに長けている人」という信頼を得ることができるので業務で飛ばす人は資格を取得するべきだと思います。
趣味の人は任意でok。でも、民間資格取得のために講師から教えてもらったり、試験に合格するために自ら勉強したりすることで深い知識が身につくし、操縦もスキルアップできるので資格ゲットするにこしたことはないですぞ!
資格の内容によっては、国土交通省への飛行申請条件をクリアできる資格があります。
民間団体によるドローンの認定資格
現在、大きくわけて4つの民間団体があります。
JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)
ドローンの民間団体で一番古い団体として有名なのがJUIDA。認定スクールは全国に展開しています。
取得できる資格は『JUIDA無人航空機操縦技能証明証』と『JUIDA安全運航管理者証明証』です。JUIDAが定めるカリキュラムを修了することで取得できます。
操縦技能は操縦士としての技術・知識の証明、安全運行管理者はドローン飛行における現場監督ができますよ〜の証明、って感じです。
私もJUIDAのスクールに通って各資格をゲットしました!
ドローンを飛ばすこと、その際に知っておかなくてはいけない知識、などドローンに関する基本的な部分に重きを置いている印象が強い団体です。
DPA(一般社団法人ドローン操縦士協会)
JUIDAと同じくらい有名な民間団体です。こちらも全国展開しています。
DPAの資格は2020年3月時点で2種類。『ドローン操縦士回転翼3級』と、『ドローン操縦士回転翼3級インストラクター』です。
ドローンの基礎知識と操縦の基礎技術の習得を証明する資格と、教える立場としての認定資格です。
DPAの講習カリキュラムは、ラジコンヘリの第一人者である下鶴崇氏によるもの。それもあってか、ドローンの操縦技術の向上に力を入れている印象のある団体です。
DJI (DJI JAPAN株式会社)
誰もが聞いたことのあるDJI。機体の販売だけでなく、ドローンパイロットの教育にも力を入れています。
もともとはDJI CAMPのみ実施されていましたが、”UTC”というドローンパイロット教育・訓練機関が発足し、操縦者の育成を目的としたプログラムの開発・提供をしています。
教育プログラムは”産業ドローンパイロット教育”と”DJI CAMP”の2つにわけられ、それぞれ『UTC認定証』と『DJI CAMP認定証』を取得できます。
DJI CAMPでは、プログラムのランク別に技能認定証も取得することができます。
DJI CAMP受講には条件がつくので注意!
DJIスペシャリスト……DJI CAMPの受講、10時間以上の操縦飛行経験が必要
DJIインストラクター……DJI CAMPの受講、50時間以上の操縦飛行経験が必要
DJIマスター……100時間以上の操縦飛行経験が必要、その他高度な知識や経験等が必要
ドローン検定(ドローン検定協会)
筆記試験のみで資格をゲットできるのがドローン検定です。
4級〜1級とランクわけされていて、ドローンの知識をがっつり勉強できます。
他の民間資格と比べて安価で受験できるので、最初の資格ゲットにはもってこいかと!
▼詳しくはこちらに書いてます
全国で開催されるのもドローン検定のいいところ。「資格ゲットに挑戦してみたい」という人はドローン検定から初めてみては?
同じ民間資格でも特色が違う
注意してほしいのが、同じ民間団体の資格だからどこで受けても同じ、ではないということです。
例えば私の場合、JUIDA認定ドローンスクールに通いましたが、同県にスクールがあるにもかかわらず隣の県のスクールに通いました。
理由は、自宅近くにあるスクールは産業用ドローンに長けている内容だったから。
私は空撮目的で、それもアウトドアフィールドを主に撮影する予定でいたので、そっち路線が強いスクールがないかをネットで探しました。
幸いなことに、空撮事業も展開しており、HPにアウトドアフィールドで撮影した画像をたくさん掲載しているスクールが隣の県にあったのでそちらにお世話になりました。
私の目的にあった内容で指導していただけて、本当によかったと思っています!
このように、同じ民間団体でも重きを置いている内容やスクールの特徴に違いがあります。どこにしようか下調べするの、かなり大事ですぞ!
この機会に資格取得して、さらにドローンライフを楽しんじゃいましょう!
ではまた!