「プロペラガードって重量に入るの?」
最近よく聞かれる質問です。理由はおそらく、てか、絶対にMavicMiniのせい。
昨年末頃に発売されたDJIの新モデル”MavicMini”の重さが199gっつーのでかなり話題になっているせい!絶対!
上の記事にチラッと書いているけれど、この199gは一体何の重さを指すのか、ってとこでみなさん「プロペラガードは重量に入るの?」と疑問に思うわけです。
「200g以下のMavicMiniだけど、プロペラガード付けらた200g以上になっちゃうから意味ないじゃん!」ってね。
結論から言うと、プロペラガードは重量には含みませんぞ!
目次
ドローンの200g以上・以下って何の重さのこと?
よく言われる200g以上・以下の”g”って、何の重さのことでしょう?
これは、
空虚重量+燃料やバッテリーの重量
です!
つまりは『機体の重さ+バッテリー』です。
電源いれりゃあ動く状態、機体の重さ+セットしたバッテリーがドローンの重さとなりますよ!
国土交通省に提出する申請等における”機体の重量”はこの重さを指します!
MavicMiniは199gという重さで話題沸騰と言ったけれど、機体だけだと150g程度。バッテリーも合わせて199gになります。
なので、航空法によるドローン規制が緩くなります!200g以下のドローンだからね。
200g以下のドローンは”模型航空機”に分類され、無人航空機とは違った航空法が適応されます!
https://drone-gaga.com/aviation-regulations-drones-under-200g/
バッテリー以外の取り外し可能は付属品はドローンの重量には含みません。なので、プロペラガードはノーカウント!
プロペラガード付けたら200g以上になっちゃうじゃん!と思っていた人、安心してください!入りませんよ!(古い)
空虚重量とは
さっき、さらっと書いてスルーした”空虚重量”について。
ドローンにおける空虚重量は以下の5つに分類されます。
機体構造 | ブレード、アーム、センターフレーム、スキッド等 |
---|---|
動力装置 | エンジン、燃料配給装置等 |
計器・装置 | 計器、センサー、電気系統、油圧系統等 |
配管内の燃料 | 配管内に満たすべき燃料 |
燃料以外の液体 | 滑油、作動油等 |
いずれもドローンの機体そのものに備わっています。
これに対し、追加で装備するものや予備バッテリー等のことを”積載重量”と言います。
そして空虚重量、積載重量あわせて最大離陸重量と言います。これは無人航空機が離陸できる最大の重量、すべての重さを合わせた総重量のことです。
ドローン検定2級のテキストにて、ここらへんが詳しく掲載されています。ドローン検定を受験する人は必須ですぞ!
プロペラガード云々の前に!重量による分類は航空法だけ!
ここも注意が必要なところなんだけど、さっきから飽きるほど言っている”200g以上・以下”というのは航空法での分類になります。
なので航空法以外の各法令やルールでは200gも何gも関係ありゃーせん。
つまり、みなさんが散々気にしている「プロペラガードって重量に入るの?入らんの?」は、航空法以外の各法令やルールでは考えても意味ないってこと!
何グラムのドローンだろうが全て”無人航空機”である、ということです。
航空法以外にもドローン規制の対象となる法律・ルールやドローンを飛行させる際に関係してくる法律はわんさかあります。みなさん要注意ですぞ!
https://drone-gaga.com/regulations-for-drones-under-200g/
結論としては、
- 航空法の重量による分類においては、プロペラガードの重さは含まない
→MavicMiniは199g、という認識でOK! - 航空法以外ではドローンの重量関係ないのでプロペラガード付けたら重さがどうこう……は関係ない
です!
MavicMiniは200g以下の小型ドローンです。プロペラガード付けたからって200g以上の無人航空機に分類されることはありませんぞ!
ではまた!